子どもの大学が決まり、親と離れて暮らすことになったとき、住むところはどうしようかと悩みました。
学生寮、学生会館、学生アパートと、学生専用の物件はいろいろあります。
わが家が物件を決める際に、一番重視したことは、管理人常駐であることでした。
親が管理人さんに望むこと
管理人さんがいる物件というだけで、なんだか安心しませんか。
知らない場所で、子どもが一人暮らしを始めるのですから、何かあったときに管理人さんがいてくれると思うだけで心強いものです。
でもこの何かあったときの何かって何でしょう?
・災害や緊急時の対応
・病気のときに看病してくれる
・生活の相談(ホームシック等)
・荷物の受け取り
・備品や家電の修理
・その他
人によってこの何かの意味の取り方は、違うかもしれませんね。
わたしたちは、いくつか物件をまわり、気になる物件は、直接管理人さんとお話して、館内の施設を案内してもらいました。
関連記事⇒【大学受験】住まい探し難航の巻
その時に、物件によって、管理人さんの業務内容も違うのだということがわかりました。
管理人常駐にもいろいろある
管理人さんが建物内に一緒に住んでいるところ、交代でスタッフが24時間体制で管理しているところなど、物件によって違いました。
そして、管理人さんの業務内容にも違いがあるのです。
常駐とはいっても、管理人さんの勤務時間が決まっていて、基本的には勤務時間外の業務はしないというところもありました。
子どもの入居しているところがこのパターンです。
管理人さんの勤務時間は、平日の9時~6時。(昼食1時間)土日祝日はお休み。
休日に急に勤務することになった場合は、平日代休を取ることになっているそうです。
管理人さんの主な仕事は、勤務時間内の荷物の受け取りや問い合わせ対応など。
病気のときの世話や、備品交換などは基本的にありません。(笑)
そして建物は、別の管理会社が運営しているため、部屋の契約等に関しては、直接管理会社に問い合わせになります。
入居前に、管理人さんの勤務時間などについて軽く説明はあったので、了承はしていました。
でも、実際に住み始めてから、少し困ることが出てきました。
宅配便の荷物の到着時間です。
管理人さんの勤務時間内に届くものは、管理人さんが代理で受け取っておいてくれるのですが、休日や夜間のものは、時間指定されているモノ以外は、配達されず持ち帰りになってしまいます。
土日や夜間に受け取りをしてもらえないのは、ちょっと不便です。
もう何度か荷物を送っているのですが、時間指定なしで送った荷物が夜間に届いて、「不在のためお持ち帰り」になってしまったことが2度ほどありました。
時間指定にすればいいのですが、子どもの在宅の時間に合わせるのも結構難しいときがあるんですよね。
今はまだ入学したばかりで、時間に余裕もありますが、これからバイトを始めたり、友達と出かけたりすることが増えるはずです。
希望としては、夜間や休日も受け取ってもらえるとありがたいです。
子どもが病気になったときの管理人さんの対応
基本的には、子どもが病気などになった場合は、親に連絡して来てもらうことになっているようです。
とはいえ、わが家のように、飛行機の関係で、今日中に着けるかわからないような場所に親が住んでいる人は、到着までの子どもの様子が心配です。
病気にならないのが一番ですが、こればかりはわかりませんからね。
病気のときは、必要なら病院にまで一緒に行ってくれて、買い物も代行してくれるというところもありました。
カウンセラーがいて、ホームシックの相談にのってくれるなんてところもありましたよ。
管理人さんが困っていること
入居前に、管理人さんが入居者の対応で困っていることをいくつか話されました。
1.カギを忘れる
子どもの入居している物件では、建物に入るときのカードキーと、自分の部屋用のカギと2種類あります。
どちらかのカギを忘れて外出し、戻ってきてから「建物や部屋へ入れない」との連絡がよくあるとのこと。その度に管理人さんが、開け閉めに行かなければなりません。
2.在宅確認の親からの電話
「うちの子と連絡取れないんですけど、部屋にいますか?」
親からの子どもの在宅確認の連絡も結構あるそうですよ。
3.夜間の急な呼び出し
特に緊急の用でもないのに、真夜中に呼び出されることがある。
4.門限以降に戻ってくる
門限の11時過ぎに戻ってくると、建物内には入れません。事前連絡なしに門限以降に戻ってきて、「入れない!」と管理人さんに連絡してくる人がいる。管理人さんもいつまでも起きているわけではないので困る。
管理人さんの勤務時間が決まっていると、こんな感じに困ることが起きるようです。
子どもが入居している学生会館の管理人さんは、年配のご夫婦なので、夜は早めに休んでいるのでしょうね。
カギなども、出かける前に必ず管理人さんに預けていくところもありました。
私たちが見た物件では、預けてから出かけるところの方が多かったです。
カギを預けておいた方が、なくす心配もないし、在宅か外出かもすぐにわかるので、便利だと思います。
管理人さんと会話する機会
カギを預けたり受け取ったりするときに、管理人さんが「いってらっしゃい」とか「おかえりなさい」とか、声をかけているところがありました。
また、光熱費の集金だけは現金払いでしてもらうため、「月に1回は必ず学生と顔を合わせるようにしている」という管理人さんもいましたよ。
顔を合わせることで、管理人さんも学生の様子を確認できますからね。
そういう点では、親としても安心ではあります。
うちの子の場合は、カギも個人で管理しているので、用がない限りは、管理人さんと話すこともありません。
顔を見れば会釈するくらいです。
外出か在室かは、名札を表裏にするだけ。
光熱費も自動引き落とし。
室内の電球なども、切れたら自分で買って取り付けることになっています。
管理人さんがいろいろと面倒を見てくれる学生会館というより、管理人さんがいる学生アパートっていう感じです。(苦笑)
入居前に確認
管理人常駐って書いてあると、管理人さんが何もかもやってくれるのだろうと期待してしまいますが、そうでないところも多いんですね。
管理人さんによっては、管理会社から指示されていること以外はできない人もいるのです。
また、入居前にお話しは聞いていても、実際に住み始めてみると、不便だなと感じることもあるものです。
多少妥協はしつつ、でもここだけはやって欲しいと思うところは、入居前に必ず確認しておいた方がいいですね。
いまのところ、わが家の場合は特に大きな問題は起こっていません。
宅配の受け取り時間が、もう少し幅があればいいなとは思いますが、荷物を何度も送るのは、きっと最初のうちだけだと思います。
電球なんかも、切れたら管理人さんが替えに来てくれるところもありましたが、その辺は自分でできるので大丈夫でしょう。
まとめ
いま住んでいるところは、一年契約にしました。
居心地が良ければこのまま継続するかもしれないし、他に移るかもしれないし。
駅には近くて、家賃も割と安いのは良いのですが、建物や備品はとても古いのです。
そういった物の古さが、今後の光熱費などにどう影響してくるのか。
それがちょっと気になるところです。
管理人さんは、住み込みの年配ご夫婦で、とても良い人なのです。
この物件を選んだ最後の決め手は、管理人さんのお人柄でした。
いくらサービスが万全でも、管理人さんと相性が悪かったら、いやですものね。
わたしたちが物件を探し出したのは、合格発表後の2月中旬からでした。
祖父母宅から通うことも考えていたため、住まい探しについては、早くから情報収集していませんでした。
やはり人気の物件は、すぐに埋まってしまいます。
学生会館の人のお話しだと、推薦以外の人でも、年明けから部屋探しに動きだしている人が多いとか。
在館生への部屋の更新確認は、10月頃のところが多いので、11月以降になると、空室が出るか出ないか確認できるところが出始めるようです。
もう今回でだいたい様子がわかりましたから、下の子が来年受験のときは、早め早めに動いていこうと思います。
一家で東京に移住できれば、それが一番なんですけどね。(笑)
今日もお読みいただきありがとうございました。
ではまた